桃仁 – 桃の実

桃仁 - 桃仁は漢方薬です。血液循環を促進して瘀血を取り除き、腸を潤して便秘を解消し、咳を鎮め、喘息を緩和する効果があります。無月経、月経困難症、しこり、肺膿瘍、腸膿瘍、転倒による外傷、腸の乾燥と便秘、咳、喘息に使用されます。
血液循環・瘀血薬、処方箋タイプ
成分と性質 主な効果 効能・効果 薬効分析・処方説明 用法・用量 副作用 禁忌 使用上の注意 薬理作用実施基準 備考
成分：本製品にはアミグダリン、アミグダリン、揮発性油、脂肪油が含まれています。油には主にオレイン酸グリセリドと少量のリノール酸グリセリドが含まれています。
性質：桃の実は扁平で長楕円形で、長さ1.2～1.8cm、幅0.8～1.2cm、厚さ0.2～0.4cm。表面は黄褐色から赤褐色で、粒状の突起が密に覆われています。一方の端は尖っていて、中央は膨らんでおり、もう一方の端は鈍く、わずかに斜めになっており、縁は薄い。先端の片側には短い線状の門があり、丸い端にはやや暗くて目立たない鍾乳洞があり、そこから多くの縦方向の維管束が散在しています。種皮は薄く、子葉は2枚、オフホワイトで、油分が豊富です。匂いはわずかで、味はやや苦い。桃の実は楕円形で、小さくて厚く、長さ約0.9cm、幅約0.7cm、厚さ約0.5cmです。
主な効果：血液循環を促進して瘀血を取り除き、腸を潤して便秘を解消し、咳を和らげ、喘息を緩和します。
効能: 無月経、月経困難症、しこり、肺膿瘍、腸膿瘍、転倒による外傷、腸乾燥、便秘、咳、喘息に用いられます。
薬効分析/処方説明：性質は平らで、味は苦味と甘味があり、わずかに毒性があります。心臓、肝臓、大腸の経絡に入ります。
1. 桃仁の加工方法は、古来より皮と穂先を取り除くとされ、張仲景の『熱病論』や『金閣要』では、桃仁を使用する処方はすべて皮をむき穂先を取り除くと明記されています。現代の臨床では、威海では桃仁が主に使用されています。生の桃仁や揚げ桃仁は比較的使用されていません。多くの学者が実験や臨床実践を通じて、皮をむいた穂先が毒性を軽減するか、効能を高めるかについて議論してきました。つまり、桃仁にはアミグダリンが多く含まれています。桃仁を大量に使用する場合は、先端を剥いて中毒を避ける方が良いです。殻をむいた桃仁と殻をむいていない桃仁の総灰分は、生の桃仁よりも低く、殻をむく工程が浄化の役割を果たしていることを示しています。殻をむく工程は保水と煎じの工程であり、有効成分が部分的に失われやすいです。そのため、西洋式の方法で皮を剥く必要があります。一方では、薬をきれいにすることができます。他方では、桃仁の皮を剥くことは有効成分の煎じ薬に役立ち、中毒を避けることができます。ただし、有効成分の過度の損失を避けるために、西洋式処理時間は可能な限り短縮する必要があります。 2.桃仁は血行を促進し、流産を誘発する可能性があるため、妊婦は使用しないでください。気血が弱く、瘀血のない人は注意して使用してください。桃仁にはアミグダリンが含まれており、体内で分解されて青酸になり、延髄の呼吸中枢を麻痺させる可能性があります。大量に摂取すると中毒を引き起こす可能性があります。したがって、中毒を防ぐために、使用時には投与量を制御する必要があります。また、桃の仁との接触によりアレルギー反応を起こした人は、接触部位の手の甲に痒みが見られたり、接触部位に赤い発疹が出て痒みを感じるといった臨床報告もあります。
3. 桃仁の効果は、血液循環と月経を促進し、瘀血を取り除き、痛みを和らげることに重点を置いています。頭痛、喉の痛み、胸痛、肺膿瘍、腹痛、月経不順、月経困難症、無月経、しこり、出産後の腹痛、ヘルニア痛、痛み、ただれ、腫れ、痛み、瘀血によるリウマチの治療に使用されます。咳と喘息は、咳と喘息の治療に使用されます。腸に潤いを与え、下剤として、乾燥した腸と便秘の治療に使用されます。
使用法と用量
煎じ液5～10gをすり潰して使用します。桃仁霜は煎じ液に包んで煎じます。
副作用
桃仁に含まれるアミグダリンは体内でより多くの青酸を分解し、まず中枢神経を興奮させ、次に麻痺させます。その中で呼吸麻痺が主な死亡原因です。また、青酸は皮膚に対して局所麻酔作用があり、粘膜に対しては刺激作用があります。桃仁中毒の主な症状は、まず中枢神経への損傷で、めまい、頭痛、嘔吐、動悸、神経過敏が起こり、続いて混乱、けいれん、呼吸麻痺が起こり、生命を脅かします。皮膚のチクチク感や発疹などの皮膚アレルギーの報告もあります。桃仁の中毒反応は主に経口摂取量が多すぎたり、不適切な使用が原因です。そのため、臨床投与量は多すぎてはならず、子供には食べさせないようにする必要があります。同時に、妊婦、血虚、血乾、体液不足の人は注意して服用する必要があります。桃仁中毒の場合は、反応の重症度に応じて、チオ硫酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム、過酸化水素水を静脈注射して胃洗浄するか、漢方薬の甘草、ナツメ、緑豆などの煎じ汁と一緒に頻繁に服用することで治療できます。
タブー
1.桃仁は瘀血を分散させ、血液を破る作用があります。不適切に使用すると、血液が流れ続け、陰血を損傷します。したがって、気虚と血虚弱、瘀血のない体液虚弱の人には適していません。患者が血虚による無月経、月経量が少ない、体液不足と腸の乾燥による便が乾燥している場合、または患者が出産後に血虚と気の弱さ、腹痛と空虚感を抱えている場合は、使用しないでください。
2. 桃仁には瘀血を除去する強い力があり、流産を引き起こす可能性があり、妊婦や胎児にとって良くないので、使用しないでください。
3. 桃仁は、結節を解いて停滞を解消し、腸を潤す働きがあります。歴代の本草書では、散布はできても集めることはできず、瀉下はできても補給することはできないとされています。そのため、軟便の人には適していません。脾虚、輸送・変換機能不全、食欲不振、腹部膨満があり、下痢や軟便になりやすい場合は、慎重に使用する必要があります。使用する場合は、脾臓を傷つけないように、補脾・補気薬と併用する必要があります。
4. 桃仁には子宮平滑筋の収縮を促す作用があるため、切迫流産の方には適していません。
5. 桃仁に含まれるアミグダリンは呼吸中枢を抑制する作用があるため、肺機能が低下している人は注意して摂取する必要があります。
予防
1. 桃仁には抗凝固作用がありますが、血を消耗し、血を動かすという欠点があるため、血虚症候群の人には適していません。出血性疾患や出血傾向のある人は注意して使用する必要があります。月経中の女性や、月経が止まらない重い月経のある人には適していません。
2. 桃仁には腸を潤し、下痢を和らげる効果があるため、慢性腸炎や軟便のある人は、単剤で大量に経口摂取することは避けてください。
3. アミグダリン中毒を避けるために、桃の種とアーモンドの摂取量を減らす必要がある。
4. 抗凝固剤と併用する場合は、桃仁の投与量を減らす必要があります。桃仁は、鎮咳薬やコデイン、モルヒネ、ペチジン、フェノバルビタールなどの麻酔薬と併用しないでください。麻酔効果を悪化させ、呼吸中枢を阻害する恐れがあります。
5. 現代の薬理学的研究によると、桃仁はマウスの出血と凝固時間を大幅に延長することができます。桃仁煎じ薬には線維素溶解作用があります。桃仁は子宮平滑筋を刺激し、初産婦の子宮収縮を促進します。さらに、桃仁には下剤、鎮咳、鎮痛、抗アレルギー、抗炎症、抗菌、駆虫、抗悪性腫瘍、抗酸化、肝臓保護、免疫調節作用があります。
6. 桃仁の毒性は摂取経路と密接な関係があります。経口摂取の毒性が最も大きく、その他の摂取経路は基本的に無毒です。副作用を防ぐために、臨床投与量は多すぎないようにする必要があります。また、宣伝を強化し、子供が桃仁を食べないようにする必要があります。
薬理効果
桃仁抽出物は、脳血流を大幅に増加させ、犬の大腿動脈の血流を増加させ、血管抵抗を減らし、血行動態を改善します。抽出物は動物の肝臓の表面微小循環を改善し、胆汁分泌を促進します。桃仁はマウスの出血と凝固時間を大幅に延長し、煎じ薬は体外血栓症に対する抑制効果があり、煎じ薬は繊維促進効果があります。桃仁に含まれる45%脂肪油は腸を滑らかにし、排便を促進します。桃仁は初産婦の子宮収縮と出血を促進します。煎じ薬と抽出物には鎮痛、抗炎症、抗菌、抗アレルギー効果があります。桃仁に含まれるアミグダリンには鎮咳、抗喘息効果、抗肝線維症効果があります。
桃の実（添付：乾燥桃）
【薬用】バラ科の小木であるPrunuspersica (L.) BatschまたはPrunus davidiana (C.rr.) Franch.から得られる成熟した種子。
【性味経絡】苦味、甘味、平坦。心臓、肝臓、大腸の経絡に入ります。
【効能】血液循環を活性化し、瘀血を取り除き、腸を潤し、排便を促します。
【臨床応用】 1. しこり、肺膿瘍、腸膿瘍、転倒・外傷、無月経、月経困難症、産後瘀血痛などの症状に用いられます。
本品は血液循環や瘀血除去の効能も広く、前述の瘀血や閉塞性疾患によく用いられます。肺膿瘍には葦根とヨクイニンを、腸膿瘍には大黄と牡丹皮を、腫れ物や腫瘤には大黄と虫を、転倒による痛みには柴胡とセンザンコウを、無月経や月経困難症には紅花と当帰を、産後の瘀血や痛みには当帰と煎生姜を、それぞれ用います。
2. 腸の乾燥による便秘に用いられます。
桃仁には腸に潤いと潤いを与える効果があり、麻仁、桔梗、当帰、杏仁などと一緒に便秘に効果があります。
【処方名】桃仁、桃仁泥、桃仁老、桃仁単（種皮を剥いて砕いて使用）、桃仁霜（油を剥いて霜にして使用）
【一般的な用法・用量】1～3銭を煎じて服用する。桃仁霜は煎じ薬に加える場合は必ず包んで煎じる。
【添付薬】 干し桃：未熟なドライフルーツで、干し桃とも呼ばれます。性質と味は苦くて少し温かいです。発汗を止め、出血を止めることができます。陰虚や喀血による寝汗に適しています。一般的な用量は3〜5銭で、煎じて経口摂取します。
【コメント】 1.桃仁は苦くて甘い味がして、性質は平らで、心臓、肝臓、大腸に入り、血液循環と瘀血除去の効果が広く、瘀血によって引き起こされるさまざまな病気の治療に使用できます。治療の面では、肺膿瘍などの内部膿瘍の治療に優れており、腸の膿瘍は重要な薬として扱われることがよくあります。それはその独特の特性によるものですか？脂肪が多く水分が多く、腸を潤し、便秘を和らげる機能があります。ただし、最近の臨床では腸を潤し、便秘を和らげるためにほとんど使用されていません。過度の月経のある女性や妊婦は使用しないでください。
2. 桃仁と紅花はどちらも血液循環と瘀血除去の薬であり、その機能は非常に広く、組み合わせて使用されることがよくあります。ただし、桃仁は肺膿瘍と腸膿瘍の治療に優れており、腸を潤して便秘を緩和する効果があります。紅花は血液循環を促進し、月経を調整するのに優れています。
この商品は、強囲村の桃（Prunus persica、Prunus serrata）です。davidiana（Carr.）Franch、乾燥した成熟した種子です。果実が熟したら収穫し、果肉と殻を取り除き、種子を取り出して天日で乾燥させます。
[プロパティ]
桃の実は扁平で長楕円形で、長さ1.2～1.8cm、幅0.8～1.2cm、厚さ0.2～0.4cm。表面は黄褐色から赤褐色で、顆粒状の突起が密に覆われています。一端は尖っていて、中央は膨らんでおり、他端は鈍く、わずかに傾いていて、縁は薄くなっています。先端の片側には短い線状の門があり、丸い端にはやや暗くて目立たない鉤殻があり、そこから多くの縦方向の維管束が放射状に伸びています。種皮は薄く、子葉は2枚、オフホワイトで油分が豊富です。匂いはわずかで、味はやや苦いです。
形は楕円形で、小さくて厚く、長さ約0.9cm、幅約0.7cm、厚さ約0.5cmです。桃の仁[識別]
（１）この種類の皮の粉末（または分離した）スライス：桃仁の石細胞は黄色または黄褐色で、側面から見ると貝殻状、ヘルメット状、弓形または楕円形で、高さは54〜153μm、底部の幅は約180μm、壁の片側が厚く、細かく密な層があり、表面から見ると丸い、丸みを帯びた多角形または四角形で、底壁には大きく密な孔があります。
桃仁の核細胞は淡黄色、橙黄色または橙赤色で、側面から見ると貝殻状、長方形、楕円形または長帯状で、高さは81～198（279）μm、幅約128（198）μm、表面は円形、六角形、長多角形または正方形で、底壁の厚さは不均一で、小さな気孔があります。
（2）本品の粗粉末2gをとり、石油エーテル50ml（60〜90℃）を加え、1時間加熱還流し、濾過し、石油エーテル液を捨て、残留物を石油エーテル25mlで洗浄し、石油エーテルを捨て、残留物を蒸発させ、メタノール30mlを加え、1時間加熱還流し、冷却し、濾過し、濾液を試験溶液とする。別の苦いアーモンドペースト参照物質をとり、メタノールを加えて1mlあたり2mgを含む溶液とし、参照溶液とする。薄層クロマトグラフィー法（通則0502）により、上記2種の溶液を51ずつ取り、同じシャコガイG薄層プレートに塗布し、クロロホルム-酢酸エチル-メタノール-水（15:40:22:10）を展開剤として5～10℃で12時間展開し、取り出してすぐにリンモリブデン酸硫酸溶液（リンモリブデン酸2g、水20mlを加えて溶かし、硫酸30mlをゆっくり加えてよく混ぜる）を吹きかけ、斑点がはっきりと着色するまで105℃で加熱する。試験サンプルのクロマトグラムには、参照サンプルのクロマトグラムの対応する位置に同じ色の斑点が現れる。
[検査]
水分含有量は7.0%を超えてはならない（一般規則0832方法2）
酸度は酸度測定法（一般規則2303）に従って測定されるものとする。
酸価は10.0を超えてはならない。
カルボニル価11.0以下。
重金属および有害元素は、鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、銅の測定方法（一般規則 2321 原子吸光分光法または誘導結合プラズマ質量分析法）に従って測定されます。鉛は 5mg/kg を超えてはなりません。カドミウムは 1mg/kg を超えてはなりません。ヒ素は 2mg/kg を超えてはなりません。水銀は 0.2mg/kg を超えてはなりません。銅は 20mg/kg を超えてはなりません。アフラトキシンは、マイコトキシン測定方法（一般規則 2351）に従って測定されます。
この製品には1000gあたり5ugを超えるアフラトキシンBが含まれており、アフラトキシンG2、アフラトキシンG1、アフラトキシンB>およびアフラトキシンB ̃の合計量は10ugを超えてはならない。
【内容決定】
高速液体クロマトグラフィー（一般規則0512）に従って決定されます。
クロマトグラフィー条件およびシステム適合性試験 充填剤としてオクタデシルトリダン結合シリカゲルを使用し、移動相としてメタノール-水（20:80）を使用し、検出波長は210nmであり、アミグダリンピークに基づいて計算された理論段数は3000以上である必要があります。
参照溶液の調製 適切な量のアミグダリン参照物を正確に量り、70μLのTP3Tメタノールを加えて1mlあたり80μgのアミグダリンを含む溶液を作り、
試験溶液の調製 本品の粗粉末約0.3gを精密に量り、共栓三角フラスコに入れ、石油エーテル（60〜90′）50mlを加え、1時間加熱還流した後、冷却し、濾過し、石油エーテル液薬残留物と濾紙を捨て、溶媒を蒸発させ、元の三角フラスコに入れ、70%メタノール50mlを正確に加え、量り、1時間加熱還流した後、冷却し、再度量り、失われた重量を70%メタノールで補い、よく振り混ぜた後、濾過する。濾液5mlを正確に量り、10mlメスフラスコに入れ、50%メタノールを標線まで加え、振り混ぜれば完了する。
測定方法：基準溶液および試験溶液をそれぞれ10ml正確に吸引し、液体クロマトグラフに注入して測定する。
この製品は、乾燥製品として計算すると、2.0%以上のアミグダリン（C20H27NO11）を含みます。
煎じ薬
[加工][検査]
（酸敗、アフラトキシン）医薬品原料と同様。
桃の実の炒め物 燻製桃の実を炒め物法（一般規則0213）に従って、黄色になるまで炒める。使用時に粉砕する。【特性】
桃の実の炒め物。この製品は平らで長い楕円形で、長さ1.2〜1.8cm、幅0.8〜1.2cm、厚さ0.2〜0.4cmです。表面は黄色から茶色がかった黄色で、焦げた斑点が見られます。一方の端は尖っていて、中央部分は膨らんでおり、もう一方の端は鈍く、わずかに斜めで、縁は薄いです。子葉は2枚で、油分が豊富です。わずかに香りがあり、わずかに苦いです。

揚げた桃の子葉2個は、ほとんど分離しています。分離していない子葉は楕円形で小さく、厚みがあります。長さ約1cm、幅約0.7cm、厚さ約0.5cmです。

[識別]
（１）本品の断面：胚乳細胞は１～３列で、ほぼ正方形。子葉細胞は比較的大きく、デンプン粒子と脂肪滴を含み、一部に小さな擬似結晶が見られる。

[検査]
水分含有量は薬材と同じで、5.0%以下です。

【内容決定】
医薬原料と同様に、アミグダリン（C20H27NO11）を含むものは1.60%以上でなければならない。

[識別]
(2)
[検査]
桃の実から不純物を取り除きます。使用するときは砕いてください。

[特性][識別][検査][含有量判定]
薬材と同じもの。

きれいな桃の実を取り出し、キャンドル法（一般規則 0213）に従って皮をむきます。使用するときは、砕いてください。
【プロパティ】
桃の実は扁平楕円形で、長さ1.2～1.8cm、幅0.8～1.2cm、厚さ0.2～0.4cm。表面は淡黄白色で、先端は尖っていて、中央は膨らんでおり、先端は鈍く、やや斜めで、縁は薄い。子葉は2枚あり、油分が豊富です。香りは弱く、味はやや苦いです。

桃の実は楕円形で小さくて厚く、長さ約1cm、幅約0.7cm、厚さ約0.5cmです。【識別】
（１）本品の断面：胚乳細胞は１～３列で、ほぼ正方形。子葉細胞は比較的大きく、デンプン粒子と脂肪油滴を含み、一部に小さな擬似結晶が見られる。

【検査】
水分含有量：薬材と同じ、6.0%以下。

【内容決定】
医薬品原料と同じで、アミグダリン（C20H27NO11）を1.50%以上含む

【識別[特別]
(2)
[検査]
（酸敗、アフラトキシン） 医薬品原料と同様。
【自然と味と経絡】
苦味、甘味、中性。心臓、肝臓、大腸の経絡に入ります。
【機能と効能】
血液循環を促進して瘀血を取り除き、腸を潤して排便を促し、咳や喘息を緩和します。無月経、月経困難症、しこり、肺や腸の膿瘍、転倒による外傷、腸の便秘、咳、喘息などに用いられます。
【用法・用量】
5〜10g。
[注記]
妊娠中の女性は注意して使用してください。
[ストレージ]
蛾を防ぐために涼しく乾燥した場所に保管してください。